女は嘘を吐いたって好いじゃないか

聴いた音楽 観た映画 読んだ本

アメリ

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この作品は何度も観ています。

今回のレンタル期間、一週間の間でも三度観てしまいました。

フランス映画に興味があるけど、アメリ以外は観たことがない…そろそろ何か探したいなぁとは思っています。

 

アメリは私にとって元気を与えてくれる作品です。明日からも続く日々が少し明るく見える作品です。

 

映画の内容を書こうと思ったのですが、書くことが段々わからなくなったので…やめました。

何度も観たくなる作品です。

もう観たい!

やはりこれは買うしかないかな。

 

何がそんなにいいのかと聞かれると難しいのですが。

アメリは少し変わった女の子であることが、好きの要因だと思います。

世間とのズレが彼女にはある、そのズレが私には当てはまるように思うのです。少しズレた女の子が生き生きとしているのを観ると、私も辛いことがあっても頑張ろうという気持ちになるのです。

アメリには少しズレ男の子と出会い、恋人関係になるのですが、その彼とのキスが私は好きです。口角、頬、首筋。この三カ所のキスなんですが、セクシーなのかと言われれば然程官能的ではなく、愛情表現に最適なキスでしようか?

セクシーなキスが愛情表現ではないと言うわけではなのですが。

 

兎にも角にも、私はこの作品が好きです!

また観てしまうと思います。 

 

失礼しました。

リップヴァンウィンクルの花嫁

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やっと観れました。

2回ほど途中で停止ボタンを押さねばならない状況になりまして…ご縁のないのかと諦めていたのですが、全て観れてよかったです。

私はすごく好きな作品です。

最初に180分って長い作品だなと思ってたのですが、何のその!あっと言う間でした。

 

 

内容を書きたいのですが、すごく長くなりそうで…難しいです。

黒木華演じる皆川七海は結婚式の親族や友人を代理人で賄うことを決め、それをLINEに似たSNSで知り合った何でも屋の綾野剛演じる安室行舛に頼みます。

そこから七海は現実なのか非現実なのかわからないような世界へ誘われるのです。

旦那さんの母親が別れさせ屋を雇って離婚させられて、住む場所も失くしてホテルで生活しながらベッドメイキングの仕事をしています。

安室が仕事を持ち込みます。

自分も頼んだ結婚式の代理出席です。

そこであるひと家族を5人で演じます。

その場でCocco演じる里中真白に出会います。

代理出席の後、また安室から仕事を持ち込まれます。

月給100万円で、あるお屋敷のメイドになってほしいと。これでこのまま流される七海は本当にすごいと思うんですけど、黒木華さんの雰囲気とか綾野剛さんの怪しさが説得させる感じはあります。

で、そのお屋敷には先に真白がメイドとして働いているのです。

真白は女優をやっているので、お屋敷にいないことも多いのです。

ある日真白が熱で倒れているんですけど、そこに真白の携帯が鳴り女性マネージャーが仕事なのに遅刻してると話します。七海は真白に熱があることを伝えるとマネージャーがここまで来るとのこと。

マネージャーが車で真白を病院へ連れて行こうとするのですが、真白は熱にうなされながらも仕事をすると言ってききません。

そのまま真白は仕事をするのです。

七海はマネージャーから真白の仕事が何なのかを知ります。

そして、今メイドとして勤めているお屋敷の持ち主は真白だと知り、家賃が高いことなども知ります。

だから七海は家を探そうと真白に言うのです。

その家探しの中でウェディングドレスショップに行って写真撮って、そのまま購入して着て帰ってきます。

その夜、真白は話すんです。

「一緒に死のうって言ったら死んでくれる?」

七海は一瞬驚きますが、いいよと言います。

次の日の朝

安室と葬儀屋がお屋敷へ

安室には真白から連絡が来ていました。

安室と葬儀屋が話している中、七海は目を覚ますのですが、真白は目を覚ますことはありません。大きな声で泣き叫ぶ七海にも真白はもう答えません。

お葬式に真白の親族は来ず、お骨をどうするか…安室と七海は真白の実家へ訪ねます。

真白の母親は二人にお酒を出し、骨はいらないと言うのです。遺影の写真も顔が変わってるって悲しそうに。

人前で裸になる仕事なんてと言いながら母親は安室と七海の前で脱ぎます。

こんなの恥ずかしいって泣くんです。

安室も全裸になって泣きます。

七海は脱がずに泣きながらお酒を飲みます。

七海はその後一人で引っ越します。

安室がどこから持って来たのか、拾って来たのかわかりませんが、軽トラに家具を積んで現れます。好きな物を選んで下さいと言って七海に選ばし、部屋まで運んでいました。

安室と七海は別れます。その時に七海は大きな声で挨拶するのです。

 

一貫して綾野さんは怪しい感じがずっと出てますし、黒木さんは柔らかい雰囲気で流れていくし、Coccoさんは不安定さが見事だったなぁと思います。

Coccoさんは昔に雑誌で見て以来久しぶりに拝見したので、すごく嬉しかったです。

お元気なんだ!って旧友に会った気分です。

安室はどこまでも仕事なんですよ。わたしはこの人は仕事のためなら何でもするんだと思うんです。真白の母親と一緒に泣いたのも仕事なんじゃないかなって。本当は安室の人間性であってほしいけど、きっと彼はそんな人間じゃないんじゃないかなって、そんなこと仕事じゃないとしないんじゃないかなって。

 

この映画好きです。

この雰囲気、この音楽、この役者、この映画。

DVD購入、要検討です。

 

失礼しました。

 

メゾン・ド・ヒミコ

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懐かしい作品です。

わたしが学生の時に、当時仲良くしていた男の子の友人と観に行こうと約束していた作品です。

結局予定が合わず観に行かなかったんですけどね。

 

レンタルしたのは二度目です。

一度目はすごく観た後に満足した記憶があったのですが。

人間、フワフワ生きてても変化はあるものですね。今回はあまり響かなかったです。

雰囲気は嫌いじゃないんです。柴咲コウさんもオダギリジョーさんも好きですし、インテリアや衣装、音楽そういうのも好きです。

それはこの数年変わっていない気がするのですが…何か感じ方が変わってしまいました。

もっと話の内容を求めてしまったのかもしれません。

この中でオダギリジョーさん演じる春彦は柴咲コウさん演じる沙織のお父さんと付き合っています。

このお父さんがヒミコです。ヒミコはもう沙織が幼い頃に離婚していて、ほとんど会っていなかったのですが、死期が近付き春彦がお手伝いとしてヒミコが作ったゲイの老人ホームで働かせます。

沙織は自分と母親を捨てたヒミコが許せず、ゲイの人たちも嫌いだったのですが、少しずつ老人ホームで働く中で理解しようとしていきます。

わたしが改めて観て気になったのは、脳卒中で倒れたルビイが息子家族に引き取られるのですが、息子家族はルビイがゲイであることは知らないままなのです。

手術しているので、下の世話をしたらすぐにわかるという話になるのですが、とりあえず引き取ってもらおうと決まるのです。

引き取られて行くのですが、その後はどうなったのでしようか?

もう話に上がらないってことは息子家族はそれも受け入れたということなのでしようか?

まぁそういうことなのかな?

 

わたしにはゲイの友人がいない…多分いないと思うのですが。

ゲイの方は、基本的に男性が恋愛対象ってことですよね?それでも女性を抱くことは出来るのですか?春彦と沙織がキスをして、春彦はまた違う日に沙織を抱こうとしますが、結局は出来ないのです。出来ないことはわかるのですが、そこまでの気持ちってあるのでしようか?

バイセクシャルで男性も女性も対象になるって方ならわかりますが、ゲイの方はそうならないんじゃないかなと思わなくもないのです。

でもヒミコは沙織のお母さんと関係を持ったから沙織がいるんですよね…じゃ有り得るのかな?

わたしとしてはもし、有り得るなら、春彦にとって初めて素敵だと思える女性が沙織ならもう少し感情の流れを観たかったなぁと思います。

 

わたしは好きな映画ですが、まだまだ考える余地がある内容だと思います。

もちろん、すごく考えさせられることでもあると思います。

失礼しました。

 

私の男

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いくつも作品を観たのですが、感想を書くか、書かないか迷っていたら日が空いてしまいました。

もう寒い毎日ですね。

急に寒くなったので、まだまだ準備が出来ておらず、膝掛けを箪笥から引っ張り出しました。

皆さんは風邪などひかれていませんか?

 

この作品はどう表現したら適切なのか、すごく悩みます。

嫌いか好きかと問われると、嫌いではないけど好きでもない…

二階堂ふみ演じる花は地震で起きた津波により家族を失います。避難所で会った淳悟に引き取られます。ネタバレを含めてここに書いているので書きますが、花と淳悟は実の親子なのです。

 親子のですが、男女の関係を持つのです。

花は淳悟との血の繋がりをすごく重んじます。

家族、それは血の繋がりだから淳悟の恋人の小町に「血の繋がりのない人はいらないの」に似た台詞を言います。

淳悟は淳悟で花と親しくする男性に上半身を裸にさせ、匂いを嗅ぎ「お前には無理だ」と言います。

これも血と同じなのでしようか?

匂いが同じでなければ駄目だってことなのでしようか?

その血の繋がりを重んじるシーンで、花と淳悟の性行為中に血が降ってきます。沢山血が降り、部屋中血に染まるのです。

 

花は人を殺めます。

淳悟との行為を見られ、花と淳悟が実の親子であると知られるのです。その知った人を流氷に取り残し、沖にまで流し殺すのです。

そして、親子は住んでいた場所を離れます。そこで、淳悟が人を殺めます。

花の殺人がばれてしまうのです。流された人のそばに花の眼鏡があったということです。それを突き付けられた淳悟は殺すのです。

その頃、花は高校生で家に帰って来て、淳悟のしたことを知るのです。

二人は共犯なんですよね。

そこでも繋がるってことなのでしようか?

 

会社の受付で働く花は合コンの行き、一人の男性と親しくなります。

酔った花を家まで送り、淳悟に家へ上げられます。花と淳悟の仲が親子というより恋人同士のように彼には見えるのです。先ほども書いた通り、彼は淳悟に脱がされ匂いを嗅がれ「お前には無理だ」と言われ、よくわからないまま投げるのです。普通に考えたら怖いですよね。

 

花は別の男性と婚約します。

婚約者と花と淳悟との食事のシーンがあるのですが、そこでも淳悟は「お前には無理だ」と言います。花の口は声を出さず、動くのです。これって何て言っているのでしようか?

わたしにはわからなかったです。

婚約者がメニューの注文をしている横、テーブルの下では花が淳悟に足を絡めています。

きっとこの二人はこのままなんだと思います。

ずっとずっと血の繋がりを重んじて、二人でいるのでしよう。

 

血の繋がり、それはすごく重いのかもしれません。大切なことではあるとは思います。でも、夫婦は血の繋がりがない中で作っていくものです。そういうことも大切なことですよね。

 

私には難しい映画でした。

失礼しました。

桐島、部活やめるってよ

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この作品もやっと観れました。

もう四年前の作品なんですね。そんなに観ずに通り過ぎてたなんて…。

 

何か、自分の高校生活を思い出しました。

何となく教室の中には順位じゃないけど、色々な暗黙の了解みたいな、ルールみたいなのがあるんですよね。

大きな声で話していい子、小さくまとまらなきゃいけない子、一人でいる子。

それを最近は「スクールカースト」と言うんですね。知りませんでした。これって結構前からでしようか?

私が学生の時もそうだったのかな?

 

自分の高校生活はあんまりだったんじゃないかなと思います。

一年生はそれなりに楽しんだつもりです。

二年生もそれなりなのかな?

三年生はダメでした。

段々友人を作るのが面倒になったんです。

決まった人たちと、決まってトイレに行って、決まって集まって、決まってご飯食べて、決まって移動して、決まって…その繰り返しが嫌になったんです。

興味のない話も興味があるように聞いて、面白くない話も笑って、大ごとに話されたら大ごとに返して、何が楽しいのかな?

思春期の一時の感情なのかな?

でもやっぱり私はそういうのに合わせられなくなって、休み時間は全部読書と音楽に費やしました。

お昼も食べずに、読書してました。

はっきり覚えてるのはずっと太宰治の斜陽を読んでいました。それに耳には東京事変の音楽でした。

気を使う男子もいたな、たまに話し掛けられました。「何してるの?」って。

見ればわかるでしよう、読書よ、音楽聴いてるの。って返したかったけどちゃんと「本を読んでるの」って話したな。

でもきっとその男子は私が誰ともご飯を食べないからってことだったんだろうなぁ、優しさなんだろうね。

私が自分のその態度だけが正しいとは思わないんです。

桐島、部活やめるってよ」でも描かれてますが、本心を隠してみんなと仲良くすることも正しい、教室の端っこに追いやられても正しい、小さくまとまっても正しいんです。

でもみんな何かを感じて、何かを隠して、何かを守って、何かを犠牲にするんですよね。

 

心に残った一言

「戦おう。ここが俺たちの世界だ。俺たちはこの世界で生きていかなければならないのだ。」

 

これに尽きるのかもしれませんね。

 

あー面白い作品でした。

「陽はまた昇る」聴きたくなりました。

失礼しました。

 

追伸:松岡茉優さん気付かなかったです。

 

 

怒り

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映画も観ました。

映画が前後編になると勝手に思い込んでたのですが、前後編にならないと知り、原作の量を見ると…読んでおこうかなぁと思い、読みました。

 

ネタバレ内容になると思います。

それでも良ければ、読んでみて下さい。

 

 

まず、この映画を観たいと思ったのは綾野剛さんが出ていらっしゃるからです。

あ、すみません、綾野剛さんが好きなんです。

何が好きかと申しますと…長くなるのでやめましよう。

そんな邪な気持ちでこの映画を観ようと思ったのですが、宣伝を観ればみるほど内容が気になり本まで読みました。

大まかな内容としては

東京八王子で夫婦が殺されます。

殺害現場には「怒」の文字が。

その1年後、東京・千葉・沖縄で身元不詳の男が現れます。

そこで様々な人間模様があるのです。

東京では妻夫木聡さん演じる優馬と綾野剛さん演じる直人が出会い、関係を深めていくのですが、直人は身元不詳で、優馬も詳しく聞かない。そこであの八王子の事件の犯人が逃げていて、顔を変えどこかにいるとのニュースを見ると、もしかして…?なんて考えてしまうのです。

 

千葉では渡辺謙さん演じる洋平と宮崎あおいさん演じる愛子の親子に松山ケンイチさん演じる田代が現れます。愛子と田代が親しくなる中、洋平は田代の身元不詳が気になるのです。そして愛子に田代の事を聞くと「借金取りから逃げている」とのこと。それは本当のことなのか、または違う事件で逃げているのか…それは八王子の事件なのか?

 

沖縄では広瀬すずさん演じる泉がたまたま行った小さな離島でバックパッカーをしている森山未來さん演じる田中に会います。交流を深めていき、泉自身に怒りを持つ事件が起きます。そのことを同級生の辰也は田中へと話し、二人は親しくなっていくが、田中の行動が少し不審になると辰也は疑問を持つようになります。

 

私が気に入った一文は

上巻から

もしかすると直人が言うように、「俺はお前を疑っている」と疑っている奴に言うのは、「俺はお前を信じている」と告白しているのと同じことなのかもしれない。

 

下巻から

自分が愛した男をこれから連れて帰ると愛子が言っている。洋平が必死に守ってきた娘が、自分の愛する人をこれから守ると言っている。

 

この作品は小説もそうですし、映画もそうなのですが、信じることが難しいんです。

例えば、直人がもう少し優馬へ自分のことを話したら彼らの結末はもっともっと違うようになったんじゃないかなとか。

愛子と田代だって回り道なく、真っ直ぐ進めたんじゃないかなとか、洋平だって娘との関係も違ったんじゃないかなとか。

でも洋平と愛子の関係は羨ましいと思います。洋平は愛子への愛は本当に親子ですよね。親子故に、少し歪んでしまう。

 

小説を読み終えても泣かなかったのですが、映画で優馬が泣いた時は私も泣いてしまいました。

妻夫木さんの演技が素晴らしかったです。

 

小説を読んでから映画を観ると、わー優馬が生きてるとか、直人ってきっとこんな顔で優馬を見るんだろうなぁとか思っちゃいます。

宮崎あおいさんは愛子に近付くために太ったとおっしゃっていました。

お化粧をしていないお顔や体型と服装と、愛子でした。

 

人を信じることは難しいです。

私も毎日隣にいる人がどこで何をしているのか、どこでどう育ってきたか、そんなことを知れば信用出来るのか、それとも二人で重ねる時間が信用出来るのか…難しいですよね。

疑いを持つのは簡単です。

人には背負う物が沢山です。それを言葉にして誰かに伝えるのはなかなか出来ないです。

私自身もそうです。

 

また観たい映画です。

失礼しました。

 

 

ホノカアボーイ

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やっと観られました。

なかなか観るタイミングがなかったんですよね。

皆さん、そうだと思うのですが、観たいなぁと思った作品でも気分が乗らないと観ないですよね。私は漫画もそうで、進撃の巨人なんてせっかく全巻揃えたのに何となく途中から読んでなくて…。

ONEPIECEも同じで、エースが死ぬことを知らずに一気に20冊くらい読んで、深夜2時に号泣して弟にメールしたら「今更」なんて言われました。

 

岡田将生さん主演なのですが、彼の笑った顔って可愛いですよね。

ハワイの優しい雰囲気が詰まってました。

ゆったり時間が流れ、温かくて、柔かな雰囲気。

私は一度しかハワイへ行ったことがないんです。しかもオアフ島だけですし…ホノカアの雰囲気ってあんなのなんでしようか?

田舎な雰囲気も素敵ですよね。

あんなの観たら住みたくなりますよね。

 

美味しいご飯は人を元気にしますよね。特に温かい物は心まで温めてくれます。ビーさんのご飯はそういうものだったんでしようね。

レオ役の岡田将生さん

ビーさん役の賠償千恵子さん

日系アメリカ人なのでビーさんも日本語が話せる人で、丁寧な日本語を話します。あの話し方がまた、温かな雰囲気です。

各々が各々の生活リズムがあって、様々な感情や事情を抱えているんだなぁと。当たり前のことだけど、たまに忘れてしまうような事。

 

大切な人が居なくならないとわからないことがあります。人だけじゃなくて、物もそうですけど。

何かを得ては失う。何かを失っては得る。

そういうことが生きていく中で繰り返されるんだと思います。毎日が選択ばかりですからね。

 

「この街では死んだ人は風になるという」

この一言が好きです。

カーテンが揺れるたびに、亡くなった人が笑っているのかもしれません。

この映画でも風を感じる場面がよくありました。

カーテンが揺れる、戸が揺れる、草がなびく、木が揺れる。

失っては得る。

温かな映画でした。

 

感想を述べるのってやっぱり難しいですね。

失礼しました。