女は嘘を吐いたって好いじゃないか

聴いた音楽 観た映画 読んだ本

桐島、部活やめるってよ

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この作品もやっと観れました。

もう四年前の作品なんですね。そんなに観ずに通り過ぎてたなんて…。

 

何か、自分の高校生活を思い出しました。

何となく教室の中には順位じゃないけど、色々な暗黙の了解みたいな、ルールみたいなのがあるんですよね。

大きな声で話していい子、小さくまとまらなきゃいけない子、一人でいる子。

それを最近は「スクールカースト」と言うんですね。知りませんでした。これって結構前からでしようか?

私が学生の時もそうだったのかな?

 

自分の高校生活はあんまりだったんじゃないかなと思います。

一年生はそれなりに楽しんだつもりです。

二年生もそれなりなのかな?

三年生はダメでした。

段々友人を作るのが面倒になったんです。

決まった人たちと、決まってトイレに行って、決まって集まって、決まってご飯食べて、決まって移動して、決まって…その繰り返しが嫌になったんです。

興味のない話も興味があるように聞いて、面白くない話も笑って、大ごとに話されたら大ごとに返して、何が楽しいのかな?

思春期の一時の感情なのかな?

でもやっぱり私はそういうのに合わせられなくなって、休み時間は全部読書と音楽に費やしました。

お昼も食べずに、読書してました。

はっきり覚えてるのはずっと太宰治の斜陽を読んでいました。それに耳には東京事変の音楽でした。

気を使う男子もいたな、たまに話し掛けられました。「何してるの?」って。

見ればわかるでしよう、読書よ、音楽聴いてるの。って返したかったけどちゃんと「本を読んでるの」って話したな。

でもきっとその男子は私が誰ともご飯を食べないからってことだったんだろうなぁ、優しさなんだろうね。

私が自分のその態度だけが正しいとは思わないんです。

桐島、部活やめるってよ」でも描かれてますが、本心を隠してみんなと仲良くすることも正しい、教室の端っこに追いやられても正しい、小さくまとまっても正しいんです。

でもみんな何かを感じて、何かを隠して、何かを守って、何かを犠牲にするんですよね。

 

心に残った一言

「戦おう。ここが俺たちの世界だ。俺たちはこの世界で生きていかなければならないのだ。」

 

これに尽きるのかもしれませんね。

 

あー面白い作品でした。

「陽はまた昇る」聴きたくなりました。

失礼しました。

 

追伸:松岡茉優さん気付かなかったです。