私の男
いくつも作品を観たのですが、感想を書くか、書かないか迷っていたら日が空いてしまいました。
もう寒い毎日ですね。
急に寒くなったので、まだまだ準備が出来ておらず、膝掛けを箪笥から引っ張り出しました。
皆さんは風邪などひかれていませんか?
この作品はどう表現したら適切なのか、すごく悩みます。
嫌いか好きかと問われると、嫌いではないけど好きでもない…
二階堂ふみ演じる花は地震で起きた津波により家族を失います。避難所で会った淳悟に引き取られます。ネタバレを含めてここに書いているので書きますが、花と淳悟は実の親子なのです。
親子のですが、男女の関係を持つのです。
花は淳悟との血の繋がりをすごく重んじます。
家族、それは血の繋がりだから淳悟の恋人の小町に「血の繋がりのない人はいらないの」に似た台詞を言います。
淳悟は淳悟で花と親しくする男性に上半身を裸にさせ、匂いを嗅ぎ「お前には無理だ」と言います。
これも血と同じなのでしようか?
匂いが同じでなければ駄目だってことなのでしようか?
その血の繋がりを重んじるシーンで、花と淳悟の性行為中に血が降ってきます。沢山血が降り、部屋中血に染まるのです。
花は人を殺めます。
淳悟との行為を見られ、花と淳悟が実の親子であると知られるのです。その知った人を流氷に取り残し、沖にまで流し殺すのです。
そして、親子は住んでいた場所を離れます。そこで、淳悟が人を殺めます。
花の殺人がばれてしまうのです。流された人のそばに花の眼鏡があったということです。それを突き付けられた淳悟は殺すのです。
その頃、花は高校生で家に帰って来て、淳悟のしたことを知るのです。
二人は共犯なんですよね。
そこでも繋がるってことなのでしようか?
会社の受付で働く花は合コンの行き、一人の男性と親しくなります。
酔った花を家まで送り、淳悟に家へ上げられます。花と淳悟の仲が親子というより恋人同士のように彼には見えるのです。先ほども書いた通り、彼は淳悟に脱がされ匂いを嗅がれ「お前には無理だ」と言われ、よくわからないまま投げるのです。普通に考えたら怖いですよね。
花は別の男性と婚約します。
婚約者と花と淳悟との食事のシーンがあるのですが、そこでも淳悟は「お前には無理だ」と言います。花の口は声を出さず、動くのです。これって何て言っているのでしようか?
わたしにはわからなかったです。
婚約者がメニューの注文をしている横、テーブルの下では花が淳悟に足を絡めています。
きっとこの二人はこのままなんだと思います。
ずっとずっと血の繋がりを重んじて、二人でいるのでしよう。
血の繋がり、それはすごく重いのかもしれません。大切なことではあるとは思います。でも、夫婦は血の繋がりがない中で作っていくものです。そういうことも大切なことですよね。
私には難しい映画でした。
失礼しました。